酔っ払って周りに迷惑を掛けたり困らせたりした者の悔悛を目的として科された晒し刑である。
別名『恥辱のマント』、『恥辱の樽』とも呼ばれている。

酒樽の底を取り、上の部分に人の頭が出る位の穴を開けて、側面にも手を出せる穴を左右に開ける。
そして罪人をその樽の中に入れる。
まるでマントのようにその樽を着せられた者たちは、
町中を歩かされてその姿を人々の目に晒されるのである。
樽は意外に重量があるので、晒されている者は相当身体的にも負担が大きかった。
又中には長時間着せられる者もいたので、樽の中に自分の汚物が溜まっていく。
そんな点から、晒し刑の中でもキツイものに属した刑罰であった。
ただ、見ている方は笑える罰ではあるので、人々は見物しに集まり、人気のある刑でもあった。
中と外の温度差が激しいのが、『飲んだくれのマント』の辛さを物語っている。
後に、この形状が『鉄の処女』へ進化していくことになる。